第59回日本作業療法学会で優秀演題賞を受賞しました
香川県高松市で開催された「第59回日本作業療法学会」において、
当院作業療法士の山本が応募約1,500演題の中から4演題のみ選出される
優秀演題賞を受賞し、スペシャルセッションで口述発表を行いました。
発表演題は「リエイブルメントプログラムへの参加が高齢者の
社会参加に与える影響:質的研究」です。
これは、渋谷区介護保険課と当院が長年取り組んできた
自立支援プログラムを質的に検証したもので、実際に高齢者への
インタビューを分析した主観的エビデンスに基づく点が高く評価されました。
地域で活動する作業療法士は全体の約1%しかおらず、貴重な立場からの発表となりました。
地域と病院が協力して取り組んできた実践を学術として示すことができ、
作業療法士が地域で活躍する可能性を広げる一歩ともなりました。
当院のある渋谷区では、高齢者が住み慣れた地域で元気に自立した生活を送れるよう支援しています。
令和5年度からは、渋谷区介護保険課の委託を受け、
当院リハビリテーション科の職員を派遣して行政と連携した取り組みを行っています。
今回の受賞は、病院・行政・大学院の先生方のご指導や、
多くの方々の支えがあってこそ実現できました。深く感謝申し上げます。
今後は、この成果をさらに広げるため、英語論文化に向けて研鑽を重ね、
当院の取り組みがより多くの方に届くよう努めてまいります。
リハビリテーション科

















