4Fリハビリ   4Fリハビリ2

当院では、毎年看護実習生の受け入れ、指導を行っています。
4階病棟にて、主として指導していた看護師にお話を伺いました。

●回復期病院での指導にあたって気を付けていることは?
患者さまが、回復期病院を退院したあとの生活を見据えた関わりが大切であるということを必ず伝えています。医師、看護師だけでなく、リハビリテーションスタッフやソーシャルワーカーなど、多職種間でどのような情報共有を行っているか、その中での看護師の役割とは何かを学んでもらえるよう心掛けています。

●実習生にどのようなことを身に付けて欲しいですか?
一番はコミュニケーション能力です。
患者さまとのコミュニケーションはもちろん、看護師は患者さまと関わる時間が一番長い分、患者さまのご家族や多職種間において橋渡しの役割を担うことも多くあるため、コミュニケーション能力を身に付けてもらいたいと思っています。

●指導しているとき、印象に残った出来事はありましたか?
離床*1への拒否が強い患者さまに対し、実習生が気分転換も兼ねて手浴・足浴を計画し、実施する機会がありました。どんなに促してもリハビリテーション以外で離床していただけなかった患者さまが、「今日も足湯やってもらいたいから起きます」と自発的に離床されたのは驚きましたし、実習生と一緒になって喜ぶことができました。普段見られない患者さまの顔が見ることができたときや、指導した内容を踏まえて立案した計画がうまく実践できたときの実習生の嬉しそうな表情を見れたときには、私自身もとても嬉しくなりました。

*1…ベッドの上での生活から、徐々にベッドから離れて生活機能・範囲を拡大していくことです。

4階病棟

原宿リハビリテーション病院